了(りょう)

このブログは「思想」をメインに扱います。私の場合は思想と云っても決して高尚なものでなく「対話重視の思想」という程度のものです。😓

先哲との対話

維摩詰⑪ 縁起(えんぎ)

世界を哲学すると空の概念と縁起の概念が浮びあがる。それで、空に通じ 、縁起に通じたとしてそれでどんな好いことがあるだろう?内道・外道の経典全てに通じたとしてどんな好いことが保証されるだろう?根拠なく好いことを願うのは道理に合わないだろ⁉ 即ち…

維摩詰⑩ 空(くう)

【第3回目】に入ります‥と云っても往ったり来たりな感じですが。ここでは空(くう)だの縁起(えんぎ)だの説かれてるみたい。それにしてもこれは出家信者ならではの常識なの? 在家の私は健康で愚直な須梨槃特に勇気づけられて健康で愚直に進めたら幸せ者。 そ…

維摩詰⑨ 須梨槃特(すりはんどく)って?

前回⑧で触れた須梨槃特ですが彼の人となりはビデオを見つけたので説明を省き、ここでは維摩詰に関連づけられる部分を引用します。まず須梨槃特が必要とする修行は何だったのだろうか? そういった視点で観ていきますね。 須梨槃特は釈迦に弟子入りする前に仏…

維摩詰⑧ 維摩が病気??

(維摩経の講師)釈徹宗氏は維摩の病気は本当だったと思うと述べておられる。それなのに名の知れんオッサンが「維摩が病気??」と言っては噴飯ものか? あなたが食い掛けの御飯を噴出しては掃除する人が気の毒ですし、私が代りに謝っておきますね。 私は単に「…

維摩詰⑦ お見舞い

今回から100分de名著維摩経の第2回分。 内道たる仏教は己の内面に原因と手立てを探って状況を改善し納得の生き方へと自発能動で至る。また己の外の神に目標・問題解決を委ねる生き方は外道と云うことになる。 仏教では十大弟子とか菩薩とかが必ずしも華々し…

維摩詰⑥ 主体者たらん

(自覚の有・無に関わらず)生き物は展望する。能力(≒知恵)の差から見通す距離・時間・正確度などに違いは生じるとしても生き物は展望せずにいられない仕様のようだ。 己を過信する人あり。人間不信の人あり。それは余りにも人間的ゆえと云うべきか知れないが…

維摩詰⑤ 出家 & 在家

舎利弗は釈迦にペコペコ諂(へつら)っていた。そう言える根拠は舎利弗が維摩詰を侮(あなど)っていた点が挙げられる。そうすると智慧第一とされた舎利弗らしからぬ言動ではないか⁉ これはいったいどういう事だ?今回はこういった視点から観てまいります。 純粋…

維摩詰④ 権利か?義務か?

私は仕事に違和感を覚えます。唐突で‥なんのことかお分りにならなくて当然ですが、仕事ですから私の精一杯を務めるのは勿論で、だけどそんなことをココで語りたいのではありません。違和感は覚えるけど仕事は大好き‥どうにもややこしいですね!? 仕事には職…

維摩詰③ 維摩経はダレが・ナニが目的ですか?

4年振り復帰のnhk島津有理子アナと呼吸もピッタリな伊集院光氏の間で私には重いフレーズがバンバン飛交されて冒頭からワクワクしつつ番組に集中している。「仏教の名著とは?」とアナが発せば氏は「(何回もやってきて今までまったく受付なかったのが)最終的…

維摩詰② 煩悩イロイロ

釈徹宗氏は流石に教育者だと感じた。いろんな教え方を工夫なさってらっしゃるのだろうけど、その論理は私の脳裏にもスンナリと入ってくるみたいだ。教える側に色んなタイプの人がいらっしゃるけど、それは教わる側にも言えることだろうな。いつもは多弁な伊…

維摩詰① 在家のメリットはナニ?

【100分 de 名著】維摩経は在家の人・維摩詰が活躍するようです。在家ですから剃髪(ていはつ)しなかったのでしょう。それにしても(維摩詰には)在家でなければならない訳があったようです。つまり、在家には都合いい根拠?そういったことを踏まえながら学んで…

三木清(人生論ノート)⑱ 述懐

厚労省調べで65才以上の4人に1人が認知症&認知症予備軍という。 認知症に限らず、発達障害であれ、風邪引きであれ、内的要因と外的要因が複雑に絡むと言えそうでこれは誰にも悩ましいことのように思われる。 内的要因と云うも外的要因が絡んだ結果だろうし…

三木清(人生論ノート)⑰ 希望の源泉は?

今、65才以上の4人に1人が「認知症&認知症予備軍」(厚労省調査)だそうな。このようなお気の毒な人をセメテ私の身の周りからは出すまいと折々に気持を引き締めている。 人生論ノートで三木清は「人生においては何事も偶然である。しかしまた人生においては何…

三木清(人生論ノート)⑯ 死とは? 生とは?

大上段からモノ申すみたいなお題で自分勝手に恐縮しております。 第4回「死」を見つめて生きる‥だが、死を経験した人は誰の身の回りにもいなくて、己の死(後)については想像で語る以外にない。だからと云って好き勝手に想像するのでは哲学にならない。そこ…

三木清(人生論ノート)⑮ 曖昧模糊として

三木清は「虚無から脱出できる」と考えたようだが、脱出の意味が明らかにされず曖昧だ。仮に泡は海で生れるがそれなら泡は海から脱出した状態なのか? それとも海から脱出していない状態なのか? 私はこの世界で生れたがそれなら私はこの世界から脱出した状…

三木清(人生論ノート)⑭ 構想力と秩序

守られるべき(法)があって、それでこの法を正(義)と名付ける私。そうすると絶対的に守られるべき法に私は絶対正義と名づけることになる。これは私の構想に依る場合であり、あなたにはあなたの構想があって当然ですが、あなたならどう名づけるだろう? 三木清…

三木清(人生論ノート)⑬ 三木節考

今回『第3回孤独と虚夢に向き合う』に入る。三木清節(ぶし)に私も少し慣れたかな。尚、節(ぶし)は語り口調や内容に個性を見て付ける‥所謂『楢山節考』など。 稲妻に怒りを見る人あり、恵みを見る人ありとは既に述べたとおり。それと同じく三木清に善(人)を…

三木清(人生論ノート)⑬ 善の目的格は?

なんのために善をなすのか? この設問に対して良い社会を作るためと答えたらマルを貰えるだろうか? ま、それは好いとして、良い社会を作るためにはどうするか? この設問に対しては善を為すと答えたらマルを誰かから貰えるのだろうか? 三木清は義人につい…

三木清(人生論ノート)⑫ 創造と 正しい軌道と

虚栄に対する三木清の捉え方を今少し見ていきます。三木は(1)虚栄の徹底を説く。また(2)虚栄心の小出しを説く。そして(3)創造によって虚栄を駆逐するとも述べる。私には三木が何を言いたいのか分らない。そもそも三木は虚栄は人間そのものと云い、さらに虚栄…

三木清(人生論ノート)⑪ 愛&嫉妬

既に展開した私の三木清論で「人生論ノート」は感情論になっているとお分かりになると思うが、彼の文には主格・目的格が曖昧(あいまい)という救いがたい欠陥があると言えそうだ。そもそも哲学を語る者が主格・目的格を曖昧に済ませては何を訴えたいのかが分…

三木清(人生論ノート)⑩ 怒りと憎しみ

感情論は、論拠を自分自身の感情に置く議論の仕方と捉えられそうです。理性的な説明をしない・させない論法は感情論になっていると言えるのでないだろうか!? 三木清が迫害を恐れて事実を事実のままに語り難かっただろうことは理解する。事実を事実のままに語…

三木清(人生論ノート)⑨ 幸福は普遍的か?

ご年配の方はお座敷小唄をご存知でしょう。ご存知ない方のためには歌詞を載せますね。さて、3番の歌詞にほどのよいのにほだされてとあります。この「ほだされる」は幸せな気持ちを込めて唄います。束縛されて幸せよって意味になります。かぐや姫は地球に送致…

三木清(人生論ノート)⑧ 主体者意識が大事だろ?

虚栄と創造について語ってみます。初め、アダムに虚栄はなかった‥でしょ?親(主体者)の保護下でアダム(客体)は只々護られつつ育っていった‥でしょ? イヴが来て蛇が介入して、つまり他者との関係のなかで社会性を学ぶことになる。社会の厳しさも味わった。そ…

三木清(人生論ノート)⑦

想像力は魔術的なもの‥。ひとは自分の想像力で作り出したものに対して嫉妬する。 想像・妄想の産物に過ぎないフィクションにも方向性を与える知恵をもつ人間ですが、知恵は善悪に通じる。善悪の違いを教えずに夢だけを語っては悪道に堕ちる人が続出するのを…

三木清(人生論ノート)⑥

次下のフレーズでもう少し続けようと思います。 すべての人間的と言われるパッションはヴァニティ(虚栄)から生れる 「人間はみな、生きるうえで不安や恐れを抱えていて、そこから少しでも目を背けるために自分以上の自分を作り出そうする」と聞くとナルホド…

三木清(人生論ノート)⑤

今回、100分de名著「講義・人生論ノート第2回」に入ります。テーマとして「自分を苦しめるものの正体」とある。三木は何かで苦しんでいたらしい。 (独自の)哲学を希求する人の多さを私は感じる。じっさい、釈迦を上回る評価を得ようと画策した提婆達多以外…

三木清(人生論ノート)④

幸福の要求が総べての行為の動機である ということは以前の倫理学の共通の出発点であった なるほど、言ってることは分かる。分かるが理解したくない気持ちも分かる気がする。以前の倫理学への復旧を想う懐古趣味も構わないと私は思うものの、頑(かたく)なに…

三木清(人生論ノート)③

ココまでに大まかなところは述べたツモリで、ココからの書込みは被(かぶ)りそうですがご容赦願います。獣には獣の言い分があり、鳥には鳥の言い分があると思えたら獣を憎むことは能(あた)わず、鳥を憎むことも能わずで即ち、蝙蝠が誰かを憎むことは能わずと…

三木清(人生論ノート)②

三木清を善く理解しようとするときは岸見一郎教授の姿勢を善く理解するし、三木清を悪しく理解するときは岸見一郎教授を悪しく理解することになる。もっと言えば三木清をどうとも理解できるし、岸見一郎教授に限らず例えばあなたを善くも悪しくも理解できる…

三木清(人生論ノート)①

NHK/100分de名著で三木清の人生論ノートを扱っていた。それで思うのだが幸福論を述べるからには幸福を確実にモノにするのでなければその幸福論には存在する意味も価値もない筈だ。それで幸福論を説いた三木清について考えなければならぬと思った。 人生論ノ…