了(りょう)

このブログは「思想」をメインに扱います。私の場合は思想と云っても決して高尚なものでなく「対話重視の思想」という程度のものです。😓

由美子って廣野だよね!?⑭ カップル ‐2

刺激を与えあう関係がカップルだ。しかも全ての刺激は善いもので、全ての刺激は悪しきもので、その善悪の判断はいつでも受け手側に委ねられる。 だからこそリジ―はウィッカム氏に感謝できる訳で、即ち彼女は他の誰にも感謝の気持ちを抱くことに通じる。

ウィッカム氏と仲好い関係が続いた間に止まらず、ウィッカム氏と別れた後も感謝の気持ちはリジ―から消えることなく、リジ―の全ての交際関係はベストカップルなんだ。但し、リジ―との関係をベストと感じるか、ワーストと感じるかはダーシーの問題だ。

己を高貴にできる己であり、己を卑しくするのも己だ。相手は刺激をくれる貴重な人だと知るならば軽んじるなどと愚かな言動ができようか? ロビンソンクルーソー無人島で助けた少年を大切にしたが、恵まれた条件下にある人ほど認識は歪んでしまうのか。

見合い回数40回という連ドラ「ひよっこ」の久坂早苗。40回のミニ体験を重ねて40種の男性を観た結果、幻想は破れて男性への幻滅感が正されると採ることは可能で、男性憎しと思うかも知れず、早苗が成長するも堕落するも全ては自己責任と云えば好いか‥。

ともあれ、経験で世界観は広がり、知識は増える。要は経験を生すか腐らすかだ。生かされた経験は早苗の魅力度をアップさせ、生かされなければ腐って堕落する早苗だ。結局、年を取るほど老いさらばえるか、年を取るほど若く元気になるか‥自分で選べる。

善く共鳴するカップル有り、悪しく共鳴するカップル有り、何れにしても共鳴するのがお似合いならば‥カップルは善く共鳴したいものです。プライド高いダーシーはリジ―と善く共鳴する道を選択したことは廣野氏の解説にクッキリと表われているようです。

ダーシーとリジ―がベストカップルであるためにオースチンは正確を期した。何も足さず、何も繕わず、有りのままのダーシーと、有りのままのリジ―が互いを尊びあい、大切に思いあう‥これが最善のカップルに相応しい姿。これがオースチンの考える理想。